分譲マンションの建替え問題

建替えのニュースで、ザ・パークハウス【三菱地所】のお話がありました。

ニュース:https://www.sankeibiz.jp/business/news/181026/bsc1810260500002-n1.htm

三菱地所が管理しているマンションのパークハウスや、三井不動産の管理しているパークホームズシリーズなどに触れる機会がありご紹介します。

このような【人気のマンション】・【売れるマンション】の特徴は、管理組合が違います。

様々なマンションにお話しを聞くきかいや理事会や総会に参加してわかる事は、1~2年交代の管理組合でしっかりしたマンションは今まで見たことがないです。

しっかりしたマンション=管理組合(理事長や修繕委員が固定)が多く、管理会社のいいなりになっておらず、管理組合でしっかり物事を判断し相見積もりで比べ対応しております。

内容 良いマンション 悪いマンション
修繕 必要な時期にやる 先延ばしにする
施工会社 複数の会社で相見積もり 管理会社任せ
施工会社の決定方法 内容・アフター重視 金額重視
管理組合 複数人か理事長が長年同じ人 1~2年周期で交代
長期修繕計画 把握している人が数人いる 管理会社以外わかっていない
管理会社 何回か変更または改善や金額交渉を行っている 新築時から変わらない
修繕積立金 事前に上げている 足らなくなってから考える

比較するとこのくらいの差があります。

良いマンションでは、より良い運営方法はないか?など色々と現在に合わせた運営方法を模索しておりますが、悪いマンションではこのような現状でもしっかり管理できていると思っております。

良いか悪いかは外からでもすぐわかります。

  • バルコニーに洗濯物がある
  • 廊下に私物が置いてある
  • 駐輪場に埃のかぶった古い自転車が多い

このどれか一つでも当てはまると、悪いマンションの傾向が強いです。

建替え問題の話に戻りますと、良いマンションでも建替えには力がいります。良いマンションとは修繕積立金もしっかり運営され修繕もしっかり行っているマンションです。逆に悪いマンションでは、ずっと修繕をしていないのに大規模修繕するお金も少ない状態です。このような状態では建替えは絶対に難しいです。

管理組合をしっかり見直し、今から先を考えた修繕計画で運営していく事をお勧めします。

その為にはまずはメンバーの固定を多くし、責任をもって運営できる環境にした方が良いです。